リノベーションで一番考えたのがキッチンでしたが、
このキッチンの最大のチャームポイントは、北側のガラス窓です。
これです。
キッチンは、部屋の中でも奥まったところにあってそれこそ家の中で「日陰の存在」。
なんとなく、そういうイメージが強かったんですけど、
女性はキッチンに立つ時間が長いですからね。
なんやったらリビングダイニングでゆっくりしている時間よりキッチンにいてる時間の方が長いわって人も多いでしょう(私は違いますけど)。
なのでちょっとでも明るい開放的な空間にしたいわ、と思っていました。
だけどいくらなんでも南側のベスポジをキッチンに充てる勇気もなく…。
南がダメなら北に窓を設けて開放感を設けよう! となりました。
カメラマンの友人が「北側の光は明るさが一定で綺麗だ」みたいなことを言っていたことも思い出したりして。
それに、実際窓をつけて見たらすりガラスの向こうが結構明るくてびっくりしました。
ガラス窓の向こうには、玄関土間があります。
ここも結構、明るいでしょう? 北側なのに? なぜ?
なぜならば、玄関を開けて向こう側には隣のマンションが建っているんです。
そのマンションに光が当たって、その反射でこんなに明るいんですよ!
ちょっと話は逸れますけど、反射光だけでなく隣のマンションにはとてもお世話になっていることがあるんです。
それは防犯です。
うちのマンションは古いので、玄関扉が奥まっていたりせずに丸見えの状態で外廊下にずらーって並んでいるんですね。
隣のマンションのベランダから玄関扉がそのまま見えてしまうから、
最初はそれが気になって気になって。
でも防犯対策としては、これ以上のことはないんじゃないかな? とも思います。
玄関で怪しい人がコソコソしている現場を、少なくとも180世帯の誰かが見ている可能性が高いわけですからね、ベランダから。
目につきやすいことは、それだけ防犯効果も高いということになります。
話を戻しましょう。
もしガラス窓ではなくて壁だったら、
その圧迫感でキッチンもだいぶどんよりしていたんじゃないかな。
少なくともこんなに明るくはないですよね。
枠の色は黒を希望していたのですが、夫が独断でブラウンにしました。
その下に設置した食器棚や収納棚と同色にすることで、スッキリとした印象になりました。
照明は、シンク上にflame(フレイム)の「 凸LAMP glass(デコランプガラス)」。
透明ガラスなので必要以上の自己主張はなく、でもやっぱり可愛いフォルムで癒される。
リビングにも同じ照明を使っていますが、
そちらは部屋全体を明るくして欲しいから白熱電球にしています。
でもこちらは真下のシンクに光を当てて欲しいので、LED電球を採用しました。
地震の時のために、飛散防止のフィルムを全てのカラスに張っています。
断熱効果も期待できますしね。
北側の窓も捨てたもんじゃありません。
連載してます。
お時間がある時にご一読ください。