平野玲以建築設計事務所

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千里中央の家1

所在地:大阪府豊中市
用途:集合住宅(リノベーション) 
構造規模:(RC造20階建/20階)
延床面積:70.80㎡
竣工:2023年

千里ニュータウンエリアに立つ築7年の集合住宅の1室。ご夫婦と幼稚園に通うお子さ1人の住まいをリノベーションするプロジェクトである。新築当時からお住まいの住戸で間取りは一般的なタイプの2LDK+WIC。お子さまが小学校へ上がるタイミングと家族のライフスタイルが確立してきたことを踏まえてリノベーションが計画された。

築7年はリノベーション物件としては新しい部類で設備や断熱などは現在の基準・性能上問題ない仕様で造られていた。そのため、トイレ・ユニットバス・床暖房の各設備は既存を活かすプランとして、建築費が高騰する中でコストダウンをすることができた。

要望事項は家族の共用スペースとしてのLDKを広くすごしやすくすること、本や雑貨を飾れる本棚、趣味のキャンプの用品や食材ストック用の冷凍庫がおける広めの玄関土間とシューズクローゼット、お子さまの成長にあわせて各室を柔軟に使いわけられること、それらを踏まえた上でありきたりでない面白いプランを実現することであった。

出来上がったプランはリビングに小上がりを備えた1LDK+ファミリークローゼット。空間デザインのポイントはリビングと小上がりにつながる壁面にラワン材で造ったテーパー状の梁型・柱型。元々こまごまと出っ張っていた梁型や断熱材を覆い隠すとともに、空間のアクセントとなるように考えた。ラワンの柱梁型に囲われた壁面はリビング・小上がりそれぞれ施主の好みの色で塗装することで個性と彩を加えることができた。

また、木の素材をできれば多めに使ってほしいとのご要望もあり、キッチン・ダイニングの天井はラワン材の市松張りで仕上げている。リビング・小上がり壁面のラワンの柱梁型と呼応しながら、空間領域をゆるく区切りつつ一つの空間としてまとめ上げている。

 

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