先日の武庫川女子大学に続き、週末は神戸女学院大学。
女子大続きですが、こちらはたまたま「神戸女学院のヴォーリズ建築展」が開催されていたのでのぞいてみました。
旧甲子園ホテルと同時代の建築ですが、少々趣きが違います。
用途も構造も設計者も違うので当然のことですが、外壁のタイルはどちらも京都の『泰山タイル』
日本の建築の洋風化と携わる建築家の要望に応えた手作りの美しいタイルは、高度成長期の大量生産時代の需要に応えられず、1973年に製陶所は閉鎖されました。
印刷などの技術が進化した現代のタイルは多くがプリントもの。タイルに限らずいろんな素材が技術的なフェイク素材となり、人々もそれに違和感を持たなくなってきているようですが、やはりフェイクは似せもの。
直近でみて触って感じられるものは全く違います。
コストや防火などの制約はあるものの、建築家としてはなるべくフェイクは使わず、本物で建築・空間をつくりたいと考えています。