妻です。
私のお腹も大きく膨れ始め、
物件をあちこち見て回ることもそろそろ難しくなってくるかも…。
もうこうなったら気に入った物件が見つかるまで何年もかけて探そう！
と肝を据えることにした時、出会いがありました。
今回は中古マンション物件探しの最終回です。
実は今回の物件は7件目で見た同じマンションの別の階の部屋。
前回内覧した時も好感触だったマンションだったので、期待大！
しかもこちらの方がもっと広い140平米です。
マンションH
・価格2280万円
・最寄りの駅まで徒歩18分以内
・築年数39年
・専有面積140平米
・南向き
・階数6階
・総戸数160戸
・ペット可
・駐車場あり（権利金200万円）
・近くにスーパーあり
・近くに小中学校あり
求めていた理想通り。玄関扉がふたつある〜
ネットで間取りを見ていたにもかかわらず、
やっぱりびっくりしたのが玄関扉が2つあるということでした。
前の物件も玄関扉が2つありましたが、位置はバラバラでした。
対して今回は扉が並んでます。
（このマンションのすべての部屋に玄関扉が2つあるわけではありません）
お隣さんの部屋？と普通だったら間違えてしまいます。
どういうことかというと、前オーナーさんが建設当時に、
部屋を隣同士で2軒分購入し、内部でつなげて1世帯にしていた。
という訳です。
だから玄関がふたつあるのです。
70平米の2軒分で140平米。
手前の表札には「勝手口」とありましたので奥の扉から入ります。
あ、そうそう、このマンションの玄関扉は内開きです。
玄関に靴を置いたままだと、扉が開きにくそう。
よくアメリカのドラマとかでは内開きのドアを見たことありましたが、
日本ではほとんど見かけないんじゃないでしょうか？
少なくとも私は初めてでした。
内覧開始3分で購入することに決めた！
入室すると目の前は廊下が伸びていて、左手（北東）には6畳の和室。
右手にはお風呂と洗面所、トイレなどがありました。
廊下の突き当たりがリビングになっていて、18畳ほどの広さ。
インテリア雑誌でしか見たことのないアルコランプが置いてありましたが、
その圧迫感を感じないほど広々したリビングです。
南側に面して明るく、窓からの景色も良いです。
実は前回内覧した同じマンションの別の4階の部屋は、
ベランダからの眺めがちょっと窮屈でした。
というのもこのマンションはベランダの向こうにも棟があって、
目の前の景色は一面その外廊下。
なので抜け感がなく、空を眺めるには窓に近づいて上を見ないと見えないな、
という圧迫感が気になっていたんです。
私がバリバリ働くワーキングマザーで、
帰ってくるのはいつも夜、という生活だったら気にならなかったかもしれませんが。
しかし今回の部屋は、目の前の南棟が5階立てで1階分低いんです。
そのおかげで目の前はその屋上と空！
ずいぶんと見晴らしが良いのです。
このベランダからの抜け感を確認した時点で（まだ半分しか見ていないのに）、
私はこの物件に決めようと思っていました。
ちょうど荷物をまとめている途中だったということで、
元オーナーさんの家具がほとんど残った状態での内覧でした。
趣味の良い、そして高価そうな家具が並んでいて、
とても綺麗にお住いでした。
こういうところもなぜか好感触なんですよね。
これからの自分たちの生活とは関係ないのに、変なもんですが。
壁は取り除けないけれど、十分な広さ
ここまでがちょうど東側1軒分です。
続きまして東側リビングから西側ダイニングへ続くドアを抜けると、
北西にDKが22畳（広いー）。
「勝手口」とあったもうひとつの玄関扉はここの北側にあります。
南側には寝室8畳が2部屋並んでいます。
こちら側からもお風呂やトイレへ行けるドアがあります。
もともと2軒だった部屋を隔てる構造壁は取り除けませんが、
もう十分な広さですので気になりませんでした。
元オーナーさんはこの物件ををウィークエンドハウスとして使っていたそうです。
週末しか利用していなかったおかげか、古さや痛みはほとんどなく、
しかもこれまでに何度かきちんとリフォームをしているみたい。
求めていたパズルのピースが揃った！
ここに決めました。
決め手はたくさんありますが、
一番は玄関扉がふたつあるということです。
生活用と夫の仕事場用で使い分けることができるなんて！
こんなぴったりな物件、たぶんこれからも出てこないでしょう。
部屋を二分する壁は取り除けませんが、
十分な広さのLDKと寝室は確保できます。
しかも南向き。
窓からの眺めも抜けていて気持ちがいい。
犬も飼えます。
周辺の環境も良いし、近所には緑が豊富な大きな公園がいくつかあります。
駐車場も元オーナーさんから引き継げます。
マンションのエントランスもスッキリしていて、
郵便受け近辺も掃除も行き届いています。
駅からはちょっと歩きますが、
夫も自宅で仕事をしますので毎日駅に通うこともなく問題なさそうです。
それに2路線2駅を利用できるので、かえって便利かも。
自転車で行ける距離に大きなショッピングセンターもありますし、
スーパーは歩いて行ける距離に少なくとも3店舗あります。
諦めなくて本当に良かった！
ついに出会いました。
内覧が終わってすぐに不動産屋さんに買いたい旨を伝えました。
長い内覧の旅の終結です。
さて、ひとつの大きな山を登りきった私たちですが、
すぐ目の前に“ローンを組む”という山がデデデンと立ちはだかっています。
それはまた別の機会に紹介します。
連載が始まりました。
「自営業の妻、3年かかって家を買う」というタイトルです。
お時間がある方はご一読いただければと思います。