高の原の家 竣工(外観)

昨年11月に着工し、木造2階建てながら工期10か月をかけて施工された「高の原の家」が9月にようやく竣工しました。

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(上の写真は南側道路より撮影)

 

敷地は旧住都公団によって造成された近鉄高の原駅近郊の住宅地。

東西南北に正対し四角がすべてほぼ直角という典型的な造成住宅地で、ハウスメーカー等で建てられる方にとっては都合が良さそうですが、敷地を取り巻く様々な環境や法的条件を手掛かりに建築のかたちとプランを計画し、その敷地に相応しい唯一無二なものを提案する建築家にとっては意外とやり難い条件です。

今回の敷地は、南北2面道路で南側は高低差約2mの法面となっていることが唯一の特徴。

左側の隣地のように擁壁をつくって平らにしてしまうのはもったいないので、法面から突き出して浮いたような見せ方をすることを最初にイメージしました。

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(浮かしたことで開口の少ない壁面に囲われた建物でも軽やかに感じられる)

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外壁の素材はケイミューのSOLIDO Type-M Lapを使用。

サイディングながら自然素材のような表情が下見張りによる陰影と相まって、木造建築らしからぬソリッドな印象が表現することができました。

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玄関・アプローチは北側道路から。

2台分のカーポートと1台分の来客用駐車スペースを確保し、杉板型枠のコンクリート塀で視線をコントロールしながら、建築本体との素材のコントラストで奥行を感じさせるようにしています。

 

敷地条件とともに建築を設計する上で重要な手がかりとなるのは施主の要望。

今回は外部の視線からのプライバシー保護が主な要望としてありましたので、写真からもわかるように外部に面する開口を極力減らした中庭型のプランとなっています。

内部については次の記事にて紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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