中古マンションリノベーション報告ーフラット35に申し込まなかったワケー

890a560b7699c38e6622deba60b334ff_s

やっと涼しくなってきましたね。

3年前の今頃はまだ首がグラグラしている娘をおんぶしたまま、

引っ越し荷物をまとめるために、ダンボールの山に囲まれていました。

さて今回は、フラット35について我が家の場合を紹介します。

フラット35は人より建物重視?!

銀行では住居費と十分なリフォーム費を一括で借りるのが難しいと判明したので、

他の方法を探しました。

その中でもフラット35はリフォーム費込みで借入ができるので、

これだ!と調べてみたわけです。

するとなかなか難しいぞ、ということがわかってきました。

フラット35についてはたくさんの方がブログで詳しく紹介しているので、

このページでは私たちの場合を紹介していきます。

借り手の安定した収入や職業を重視している銀行などの住宅ローンと違って、

フラット35の審査基準は借入対象の建物に重きを置いたものになっています。

突然ですが、ここで私たちの求める物件条件のおさらいをします。

・予算は3500万円(リフォーム費込み)
・最寄駅から徒歩10〜15分以内
・専有面積が100平米前後
・子育てしやすい環境
・徒歩圏内にスーパー、コンビニがある
・南向きか東向き
・3階以上
・駐車場付き(もしくは近隣に駐車場が確保できる)

上記の中にフラット35の審査に通りにくい条件があります。

何かわかりますか?

それは「専有面積が100平米前後」のいう項目です。

早とちりしないでくださいね。

フラット35に設けられた住宅の規模条件は30平米以上です。

なので単純に広さだけだとクリアできるのですが、

問題は築年数です。

え?広さの話をしてるんじゃないの?

じゃないんです。ややこしくてすいません。

 

新耐震基準をクリアできるかどうかがカギ

フラット35の利用条件の中に

「建築確認日が昭和56年(1981年)6月1日以後であること」

という項目があります。

これは新耐震基準をクリアしている建物である、ということなんです。

私たちが求めていたマンションの専有面積は100平米前後です。

夫に聞いたところ、この広さがあるマンションというのが80年代以降には

なかなか建てられていないそうなんです。

70〜80平米だったらたくさんあるのですけれども。

近々のタワーマンションにだったら100平米超えもありますが、予算がね…。

夫曰く、まだマンションというのが「高級住宅」という意識が強かった70年代以前、

広さに余裕のある物件が高所得者用に作られてた例があるそうなんですね。

そういうマンションだったら100平米規模だったりします。

そこを狙ったんですよね、私たちは。

だけど70年代以前に建てられたマンションでは新耐震基準を満たしてはいません。

結果、フラット35に申し込めないということに。

んー、うまくいかないものですね。

 

新耐震基準を満たしていなくても、可能性はある

建築確認日が昭和56年(1981年)5月31日以前のマンションでも

可能性がゼロではありません。

つまり新耐震基準が定められる前に建てられたマンションであっても、

いくつかの「耐震評価基準」を満たしているものであれば、フラット35を利用できるんです。

私たちも、現在住んでいるマンション購入時に、

フラット35の申し込みをしたいと、耐震評価基準を調べたことがあります。

誰に調べてもらったかというと、夫です。建築士ですからね。

残念ながら基準の一つ(平面形状が著しく不整形でない)を満たしていなかったので、

「耐震基準適合証明書」の発行を受けられないとのことでした。

不整形な平面形状が魅力的な空間を生み出しているのですが…。

 

フラット35はあきらめました

住宅ローンとリフォームローンを一括して借りられるフラット35は、

私たちにとって、とても魅力的なものでした。

前にも書きましたが、自営業で住宅ローンの金利が高く設定されることが予想されます。

加えてリフォームローンは無担保ですから当然金利が高い。

どっちも金利が高いのは勘弁してほしかったのですー!

現在(2016年9月)は「リフォーム費用一体型住宅ローン」という商品も、

まだまだ少ないですが、増えてきていますね。

中古マンションのリフォームが注目されていますので、

これからさらなるサービスが充実する可能性も大です。

さて、私たちの住宅ローン問題はまだ進展しないままです…。

でもあきらめませんよー!

 

 

 

 

 

 

 

SNSでもご購読できます。